実施日

2018年08月26日(日)~2018年08月30日(木)

内容

ハバロフスク連合との交流経過

 1965年に新潟市とハバロフスク市との姉妹都市協定が締結されました。そのきっかけは、1964年6月に発生した「新潟沖地震」に対し、ハバロフスク市及びウラジオストク市から、地震復興の救援物資として多くの木材の支援を受けたことにありました。
 1966年に当時の新潟県評と、ハバロフスク地評の間で交流協定を締結し、交流が始まり、その後、ソビエト連邦の崩壊と、日本における労働戦線統一で連合が結成されたことを契機に、新潟県評に代わって、新潟県労福協が交流を引き継ぐこととなり、1992年に新たにハバロフスク地評と交流協定を締結し今日まで相互交流を継続し、今回で第14回目の訪問となりました。

ハバロフスク連合との意見交換会

 8月28日に、ハバロフスク連合・ガリーナ議長以下7名の役員の皆さんと意見交換を行いました。8名のうち6名が女性の役員で男性は2名でした。
 ガリーナ議長から、「23の組織が加盟しているが組織の現状組織率は30%程度である。顧問弁護士は10人いてハバロフスク連合が直接雇用し、裁判闘争が発生した場合の加盟組合員の労働条件の維持などの対応を担ってもらっている。新潟県労福協(連合新潟)の実態はどうなのか。毎年給料を引き上げるための取り組みを進め得ている。同一労働同一賃金の取り組みも行っている。組合は会社と団体契約(就業規則)を結んでいるが条項が多くて複雑であるが、労働条件の改善に向け取り組みを進めている」との、説明がありました。
 意見交換では、私から、「なぜ、組合の幹部は女性が多いのか」と質問したところ、ガリーナ議長から「女性は男性より強いためであり、優秀である」旨の回答がありました。逆に、「今回の訪問団は何故、女性がいないのか」と質問があり、「日本の役員は圧倒的に男性主体であり、男女平等に程遠い組織・職場実態である」旨の回答を率直に行いました。

ロシア沿海州労働組合連合会(ウラジオストク連合)との交流

 8月27日、ウラジオストク市においてウラジオストク連合のブラジミール・ロサコフ議長以下3名の役員の方と意見交換を行いました。
 意見交換の中で、ロサコフ会長からは児童の交流を新潟県労福協と行いたい、現在、連合石川・連合福井・連合富山との交流を毎年行っている旨の説明がありました。交流の途中で、パワーポイントで交流の状況について説明が行われ、帰るときにUSBにデーターがあるので持ち帰って検討してほしいと強く要請されました。
 私からは、「新潟県労福協は長年ハバロフスク連合と児童交流を行ってきた経過があり、ウラジオストク連合との交流は、連合(石川・福井・富山)であり、連合新潟は参加していない状況にあるのではないか、要請の主旨は連合新潟に伝える」と回答しました。

 代表団のメンバー

氏   名 所 属 団 体・役 職 名
団 長 間   英 輔 新潟県労働者福祉協議会:専務理事
団 員 山 口   栄 生活協同組合コープクルコ・理事長
団 員 西 巻 淳 一 連合新潟柏崎地域協議会・事務局長
団 員 宇 佐 美  毅 新潟県労働金庫三条支店・支店長