実施日

2014年02月21日(金)~2014年02月22日(土)

内容

~労働者自主福祉運動の新たな発展を期しての人材育成をめざして~

新潟県労福協は2月21日~22日、「にいがた福祉リーダー塾」を新潟県勤労者福祉厚生財団が後援して、万代シルバーホテルにて開催、27名が参加した。新潟県労福協は地域で働き暮らす人たちの抱えている生活問題や雇用に関わる問題解決には、顔の見える運動が必要であり、地区労福協運動の強化を掲げている。地区労福協を基軸に行政やボランティア組織、NPO、労働者福祉事業団体など、地域の様々な組織と連携し勤労者の福祉向上をめざし広範な活動を地域展開するためには、人材の育成が不可欠であり、新たな時代に対応する労福協運動を担い、労働者自主福祉運動を創造していく人材育成を目的として、今年度より「にいがた福祉リーダー塾」を開講した。

第一講座の高橋均・中央労福協前事務局長から、「歴史背景から、労福協の誕生~ろうきん・生協の成り立ち、労働組合との関係性など」をわかりやすく講義を受け、第二講座の田村正勝・早稲田大学教授からは「今起こっている時代のものの見方、背景、動向をグローバルな視点からわかりやすく身近な興味の引く事象」を参考に解説された。「友愛・連帯による世直しと思いやりによる人間的なぬくもりのある事業で生活の安定、向上を目指す。」「ゆとり、公正、連帯の三位一体の社会を」最後にあそびましょう!と締めくくった。

翌日の高木郁朗・日本女子大学名誉教授からは「21世紀前半をにらんで、日本の社会と経済のあり方を考え、労働組合と労働者自主福祉事業団体がどのような活動を展開すべきか」と講義された。高木先生いわく「遊んでばかりではダメ。仕事をするべきだ。」「リーダーは、ブリッジビルダーでよい!」心に残る言葉でした。

後援した厚生財団からは「各地域労福協に先駆け、新潟県労福協が最初に地域リーダー塾を開催しました。新潟県は人口減少に伴う地域経済への影響は深刻なものです。県内で核となるリーダーが誕生する事を願って、この事業は当財団としても力を入れていきます。因みにこれまで中央労福協で実施してきた福祉リーダー塾第一期卒業生は、今や、連合新潟会長・・・。私も第七期生。事業体の中でのリーダーとなるべく精進しなければ」との決意を寄せられた。
PDF広報第3号(にいがた福祉リーダー塾)
PDF写真で見る“第1回(前期)にいがた福祉リーダー塾”

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