実施日

2016年05月27日(金)~2016年06月02日(木)

内容

◆黒龍江省総工会との交流経過

1981年、当時の新潟県評と黒龍江省総工会との交流が始まり、隔年でそれぞれが相互訪問する取組みが毎年行われ、1989年連合が発足したのを機会に、翌年1990年、新潟県労福協がこの運動を引継ぎ、黒龍江省総工会と交流協定を締結して今日に至っています。
この間、黒龍江省から昨年14回目の訪問団が来日し、今回新潟からの黒龍江省への代表団の派遣は14回目となりました。

◆黒龍江省総工会との会談

中国に着いた日の夕方から、黒龍江省総工会が経営するハルピン市内「工会大厦」の豪華絢爛な大広間で会談を行いました。
総工会からは、候 純禄 常務主席(副主席)、孫 傳信 国際部長(2009年・2014年に代表団などで新潟を訪問)、馬 華 国際副部長(女性)、李 総工会事務局次長、呉 暁光 総工会対外交流センター主任(通訳兼務) 、機関紙部役員の方々が参加しました。

黒龍江省総工会へ第14回代表団が訪問(1)黒龍江省総工会へ第14回代表団が訪問(2)

<候 純禄 常務主席から歓迎の挨拶>

○新潟労福協の代表団のみなさま、ようこそ黒龍江省へお出でくださいました。新潟との交流を通じ友情と信頼をさらに深め、労働団体の新しい発展を祈っています。
○黒龍江省総工会の役割、活動は
第1に、工業・産業プロジェクトの推進と人材育成
第2に、労働者のはげまし、企業の発展、企業への奉仕
第3に、労働者の生活向上、給与・生活の改善、ディーセントワークの推進
第4に、労働者の権利と労働条件の向上、技術の向上
第5に、下部組織の強化、勤労者持ち家の促進 である。
労働者の権利と労働条件、生活を守ることが目的で、企業と同じテーブルに着いて5年間のスパンで労働者の生活改善に取り組んでいる。
新潟との国際交流は、35年にわたり隔年の相互訪問や合弁会社の設立など、総工会の地方組織の見本となっている。
新潟県労福協との交流を一番重視しており、新潟から多くの人に来てもらい中国を理解してほしい。
滞在中、ゆっくりと観光し、有意義な訪問となるよう祈ります、との挨拶がありました。

<大瀧団長からお礼の挨拶>

○新潟県労福協を代表して、大瀧団長が歓迎に対するお礼と団員の紹介、活動の報告を行い、民間の地方組織の交流は、両国間の懸案事項の解決、経済協力の前進と友好関係のプラスになり働く者の団結強化と発展、相互理解がさらに深まると思います。今回の訪問が、両組織の友好と連帯をさらに深め、両国の労働者の生活と権利の向上につながることを願います、とあいさつしました。
○その後、双方からの質問や活動の紹介など和やかな懇談が続きました。

黒龍江省総工会へ第14回代表団が訪問(3)

◆終わりに・謝謝

黒龍江省総工会へ第14回代表団が訪問(4)

日本と中国は政治的には尖閣湾、戦後補償、東シナ海、反日抗争などいろいろな課題を抱えた情勢下での訪中でしたが、黒龍江省側の紳士な歓迎と対応で非常に充実した有意義な訪中でした。
中国の産業進化、近代化は目を見張るものがありました。一般の市民は日本に対する反日感情は少なく感じました。
さまざまな歴史、名所、旧跡に触れ、まだまだ報告しきれませんが、凝縮した中国文化と歴史の一端を見れたような有意義な訪中と交流が持てました。 謝謝!!

代表団のメンバー

氏  名 所  属  団  体
団 長 大 瀧 幸 二 新潟県労働者福祉協議会:事務局長
団 員 貝 瀬 淳 一 連合新潟:副事務局長
団 員 石 口   力 新潟県労働金庫:新津支店長
団 員 尾 玉 義 清 新潟県総合生活協同組合:総務部長