実施日

2018年07月04日(水)~2018年07月09日(月)

内容

◆黒龍江省総工会との交流経過
1981年、当時の新潟県評と黒龍江省総工会との交流が始まりで、その後隔年でそれぞれが相互訪問する取組みが毎年行われてきました。
この間、黒龍江省から昨年15回目の訪問団が来日し、今回新潟からの黒龍江省への代表団の派遣は15回目となりました。
◆黒龍江省総工会との意見交換会
中国に着いた日の夕方から、黒龍江省総工会が経営するハルピン市内「工会大厦」のホテル意見交換を行いました。
総工会からは、郭 長又(グォ チャンイ)副主席、岳 巍(ユエ ウェイ)総務部副部長、張 家佛(チャン ジァーウェイ)総務部国際担当、呉 暁光(ウ シャオグァン) 対外交流センター主任(兼通訳)、機関紙部役員の方々が参加しました。

郭副主席より黒竜江省の名前の由来は川の名前であること。ロシアとの国境は3000㎞あり、国境近くは食料や石炭の生産地である。省の人口は3800万人、53の少数民族からなっており自然が多い省であること。また、産業として石油・化学を中心に北部には油田などがあり、その他北部は穀倉地帯でもあり穀物の倉庫地となっているとの説明がありました。
また、1945年8月に黒竜江省総工会が設立、中国労働運動発祥の地でもあり、本部と16部室からなるローカルセンターとして活動しているとのこと。組合員のための活動を重視し、黒竜江省の経済発展に寄与している。民間での交流は、政治的な問題は別として大切であると考えています。交流と連帯がさらに深まることを切に願うとの話がありました。

牧野団長より、新潟県労福協を代表してこの間の交流経過など、歴史的な変遷の中で今日まで続いていることは、意義深く価値のある交流であり大切にしています。自身としては18年ぶりの中国訪問で、この間に自動車は大幅に増え、建物も大きくなり、中国の高度成長を感じています。
一方日本では、格差や貧困が広がっています。日本と中国の政府間には、難しい問題も多々あると思いますが私たちの地方組織の交流は、両国間の懸案事項の解決、経済協力の前進と友好関係にプラスになり、働く者の団結強化と発展、相互理解がさらに深まることを願っていると挨拶があった。
その後、双方からの質問や活動の紹介など和やかな懇談が続きました。

氏 名 所属団体・役職名
団 長 牧 野 茂 夫 連合新潟:会長
団 員 小野塚   豊 全労済新潟推進本部:本部長
団 員 渡 邉 和 彰 自治労新潟県本部:執行委員
団 員 中 野 綾 子 JP労組西蒲原支部:支部執行委員
団 員 塚 田 敏 成 新潟県労働金庫財務部:部長
団 員 東 條 雅 夫 新潟県労働者福祉協議会:事務局長